3月21日。
この日は二年生の退寮期限です。 寮は二年間しか住むことができず、三年次からは一人暮らしをすることになっています。 私は家を決めるのがかなり遅い方で、大抵の人はというと去年の12月くらいに契約、一月から家賃が発生していました。この間寮費と家賃は二重払いになるわけで、「え~そんなのもったいないじゃん!」と思った私は、最後まで粘り、戦い続けることを誓ったのでありました ![]() 新生活に向け、おうち探し中の方もおられると思うので、今回は私の苦悩の家探し、引越しまでの足取りをご紹介いたしましょう。 睦月 ~ちょいと様子見。物件を見る目を養うぞ!月間~ 1月6日 冬休み終了。帰寮 1月7日~11日 テスト1回、レポート4つ 1月13日 成人式のため帰省 1月14日 帰寮 1月15~18日 レポート2つ 1月21~25日 テスト4回、レポート5つ この間なんと!10件もの物件を見ました。見すぎ(笑)? 如月 ~いよいよ本気で契約しちゃうぞ!!月間~ 2月6日 5件を内見、ここで運命の出会い! 2月7日~ 家賃交渉 2月12日 ブログ部お食事会、そして見事契約!! 2月14日 実家に必要書類が届く 2月16日 実家から不動産屋さんに書類送付 ~入居審査~ 2月22日 正式契約 弥生 ~ゴールは目の前!いよいよ一人暮らしだ!!月間~ 3月上旬 前の入居者さん退去 3月15日 家賃発生、鍵をもらって引越し開始! 3月21日 さようなら、私の寮・・・!こんにちは、わが新居! おおっ!我ながらなんて無駄がないんだ!!というか、ここまでねちっこく探す人は珍しいのだろうか・・・。 ま、いいや。では、これだけの物件を見た、私の家探しのポイントをお教えします! 家探しの順序は、ワンツースリーでございます。 1.自分の希望する条件を決める 目白~護国寺の家賃相場は7.5万から8万くらい。しかし有楽町線沿いはこれに比べて5千~1万円ほど相場が落ちます(その他沿線は調べていないのでゴメンナサイ)。通学定期は月3~4千円程度。近い方をとるか、遠くても安い方をとるか。まず、住む地域を決めましょう。 家賃は、自分の上限と、希望とする家賃の二つを設けておくといいです。「これが上限!と言っても、あと少し安いと助かるんだよなあ・・・」そんなときでもあきらめないで!家賃設定に幅を持たせて、いくらくらいでどんな部屋に住めるのかリサーチするのもいいかと思います。 では、お部屋の条件をより具体的に考えましょう。トイレバス別、オートロック、二階以上・・・希望はたくさんあれど、完全無欠な物件はなかなかありません。何を重視するか、優先順位を決めましょう。私は①日当たり②キッチン広々、ガスコンロ二口③お家賃の順にしました。条件のうち、欠いてもいいものと、これだけは妥協できない!というものを区別しておくといいですよ。 2.不動産屋さんで条件を元に間取り図や写真を出してもらい、気になる物件を内見する。 最近はネットでも物件を見ることができますが、実はいわくつき物件だったり、南向きでも窓の目の前に建物があったり、周辺環境が悪かった・・・なんてことも(私も経験済・笑)。やはり自分の目で確かめるのが一番です。駅までの道に街灯、人通りはあるか、エントランスの見通しはいいか、玄関付近に死角がないか、バルコニー近くに電柱など、侵入できるものがないか・・・などなど、しっかりチェックしましょう。クローゼットの大きさ、壁の厚さもコンコン ![]() 3.内見で気に入った物件があれば、契約! 契約には仮解約と正式な契約があります。 仮契約は自分や保証人の基本情報を書き、物件を一時的に止めるもの。キャンセルしてもお金を取られたりはしません。でも、安易な気持ちで契約→キャンセルは不動産屋さんに迷惑をかけてしまうことになるので気をつけましょう。仮契約のあと、正式な書類を書き、オーナーさんの審査を経て正式な契約となります。 ここでちこの豆知識! 女の子はやはり防犯面が気になりますよね。 防犯といえばみなさん設備に気をとられがちですが、これを過信するのはよくありません。オートロックや二階だからといって油断は禁物。そこに付け込まれてしまう可能性も十分あるのです。 女性の一人暮らしを悟られないような工夫(カーテンの色、洗濯物の干し方)や、キーチェーンをかける、ドアを開ける前に相手が誰か確かめる、バルコニーの施錠など、日々の心がけを大切に。自分を守れるのは自分だけなのです(`ヘ´)! でも、やはり寮が一番オススメです。 一人暮らしに入る前に、寮に入ってみてはどうですか? 土日や長期休みは自炊の練習、ごみ出しや掃除など、社会のルールを身に付けられます。決まりも慣れてしまえば気になりません。毎日が修学旅行のように楽しいです。 病気になったり、悩んだりしても支えてくれる人がいる温かさ。 いつでも「おかえり」といってくれる人のいる安心感。 学科を越えて、一生付き合える仲間ができます。 ひとりなんて、案外寂しいもの。それよりみんなでワイワイいったらいいじゃない!と私は思う ![]() 寮の魅力は過去に記事を書いたのでご参照あれ。 一人暮らしにチャレンジする方、今日の記事を参考にしていただければうれしいです。ではみなさん、楽しい新生活を~(^-^)
2008,02,25, Mon 10:00
【 日常生活::一人暮らし 】 comments (x) trackback (x) |
プロフィールで豆本職人(自称)と名乗っておきながら、まだ豆本のことを詳しく記事にしていなかったので、今回から前編・後編の2本立てて、近ごろ贈り物として作った豆本のことをご紹介しちゃいます! 贈った相手はというと、このブログ部のアドバイザーをして下さっている先生です。お誕生日のお祝いと日頃の感謝の気持ちを込めて、ブログ部メンバーからメッセージを集めて、私が豆本に仕上げたのです。 ではでは、さっそく豆本作りの世界へ・・・・ *********************** 1、どんな豆本を作るかイメージを膨らませて、材料を選ぶ。 これはけっこう時間をかけて考えます。贈る相手のイメージとか、季節とか。。。 私がイメージしたのは、2月ということで「梅」。そして色は「赤」。 そんなイメージから、選んだ和紙や紙はこちら ![]() なんだか、十二単の襲の色目のようでしょ? あえて染めの色で表すと表紙は濃紅(こきくれない)。本文は中紅(なかくれない)→淡紅(うすくれない) →淡紅梅(うすこうばい) →さらに淡い淡紅梅 →鳥ノ子色(とりのこいろ)という感じでしょうか。 平安時代の色の配色はとても優美なので、色々参考になるのです。 和紙や紙の他にも、リボンや留め具用ビーズなど装飾品をそろえます。 すべてそろったら、私の大事な職人道具達の出番。 どれもこれも、身近な道具だけど。。。つまり身近なもので簡単に豆本は作れるのです。 2、豆本の本文を作る。 まず、本文用の紙を豆本サイズにカッターで切って、貼る。今回のは糸で綴じるタイプではなく、アコーディオン型の豆本なので、切って貼るだけで本文は出来ます。 接着剤は貼る素材によって、①ボンドを水でのばしたもの、②やまと糊、③スティック糊なんかに分けて使います。本文なので①で接着。 出来上がった本文に、みんなから集めたメッセージを編集してプリントアウトしておいたものを貼っていきます。このときは、しわにならないように③で接着。 その次に表紙を作ります。1ミリ厚の紙のボードを使って、ハードカバーに仕上げます。 また、今回は初めて表紙の見返しに「切り紙」の要素を入れようと、カッターでコツコツと花を切り抜きました。これが一番時間のかかる作業だったかも。 表紙と本文を接着して、表紙にタイトルを貼って、これで本は完成・・・のハズが・・・ 約1年ぶりに豆本を作ったので、トラブル発生! 今回作っていたのはリボン付きのギフト豆本。(以前作った同じタイプの豆本がこっそりプロフィールに載せてあります) こともあろうかそのリボンを付ける場所を間違えた! それに気づかず表紙も見返しも付けてしまったぁぁ!!・・・ チーン。 というわけで、表紙と見返しをはじめから作り直したのです。もちろん花の切り抜きも。 こんな私のマヌケなアクシデントで、完成が間に合うかどうかヒヤヒヤしながら急ピッチで作り直し、無事に豆本完成。ふぅ。しかも前のより、表紙も見返しも出来が良かった♪ うん。職人根性だ! 3、函を作る。 プレゼント用だもの。しかも先生に。やっぱり豪華な函にしなくっちゃ。 たぶん、一番力仕事なのはこの函作り。 表紙と同じ1ミリ厚のボードで作るんだけど、函の方が表紙よりも多くボードを使うので、それらをカッターで切っていくのはなかなか力と集中力がいるのです。気を抜くと曲がってしまうから、もの凄く真剣に魂込めてカットします。 そのため、すっかり製作中の画像を撮るのを忘れてて・・・ 完成品の画像までお楽しみってことで! 函に和紙を貼って、留め具を付けたら出来上がり。 函の和紙は、はじめは一種類の和紙を使おうと思っていたのだけど、たまたま別の素敵な和紙を見つけてしまって。悩んだ挙げ句、どちらも使うことに。 留め具は花形のビーズ。留め具の紐飾りに赤珊瑚の天然石をアクセントとして使用。 豪華な感じ。満足! という具合に、豆本作りは山あり谷あり(?)なのです。そのくせだいぶあっさり説明してしまったけど、さてさてどんな豆本が出来上がったのか。 それは次の記事までのお楽しみ。 つづく
2008,02,24, Sun 20:11
【 日常生活 】 comments (x) trackback (x) |
急に寒くなってしまいました。
あの暖かさはどこに行ったんでしょうか… 春一番だそうですね。お昼にバイトが終わって帰ろうと思ったら、さっきまで晴れてたのに急に空が曇って雪まで降ってくるありさまで。びっくりしました。雪はすぐやんでしまったので(降るというよりは、飛ばされてきた感じ)良かったのですが、寒かった!! 昨日、一昨日と暖かかったのでちょっと油断していました。 それにしても風の強さには驚きました。テレビで見ましたが、いろんなものが飛ばされていて春一番の威力を目の当たりにした感じです。電車もずいぶん止まってしまっていたようですね。 私は茶道部に所属しているのですが、先日茶道部の4年生の追いコンがありました。 茶道部は伝統的に卒業生が後輩に茶会を催し、その後に追いコンになるのですが、4年生の最後のお茶会ということでとても感慨深いものがありました。 お世話になった先輩のお茶会は本当に暖かくて楽しかったです。 今まで楽しく茶道を学べたのは先輩のおかげだと心から感謝しています。 いままで指導して下さった先輩方がいなくなってしまうと思うと寂しく思うのですが、同時に私たちもまたさらに精進して行かなくてはいけないなと思いました。 そして来月には合宿で京都に行ってきます!なんとお家元にお会いできるそうです! 失礼無く宗家に訪問できるか不安でいっぱいです。頑張ります。 また明日も寒いようですね。風も強いようですし。 風邪引かないように気をつけましょう!
2008,02,23, Sat 21:49
【 日常生活 】 comments (x) trackback (x) |
本日22日、金曜日。
先週のバレンタインから早一週間。 そう、このバレンタイン。とある女のコが、思い切って想い人に告白をした。 その女のコは、生まれてこのかたきちんと恋をしたことがなかった。 家族がいて、友達がいて、それで満足だった。 別に不満はなかった。 だって無くても幸せに生きてこれたのだ。 だから自分にはきっと遠いものなのだと思ってた。 そんな女のコが、恋をした 生まれて初めてだった まさか!と思った 一晩中考えた 考えて考えて考えて こんなに想ってしまうのなら きっとこれがそういう事なのだろうと思った 話せることが嬉しかったり メールに一喜一憂したり 好きな人の事を一つ一つ知っていけることが すごく嬉しくて すごく楽しくて 世界はこんなにも輝いているものなのか!と本気で思った 全部が初めてだった 恋も自分の想いも彼のことも もっと知りたいと思った もっと近くにいれたらと思った 想いはただただ募るだけだった 女のコは、もうすぐ引っ越さなければならなかった どうすればいいか、わからなかった 想いだけでも伝えたいと思った どうやったら伝わるか考えた カレンダーを見たら、3日後がバレンタインデーだった これだ!と思った 女のコはお菓子作りなんてした事もなかった それでもなんとか粉まみれになりながら、いびつな形のクッキーを作った 女のコのお母さんや妹は驚いていた 弟は呆れていた 父は何故か喜んでいた ラッピングも真剣に悩んだ 渡すなら赤いハートの箱だろうと思った 周りから見たらその必死な姿は大層滑稽だった やめておけと言う人もいた 失笑を買っても、その女のコは真剣だった ただただ一人だけを馬鹿みたいに真剣に想っていた ずっと想っていた バレンタイン当日は、風の強い日だった 寒さだけじゃない震えを抑えながら 女のコは袋を差し出した 震えが伝わらないように 指にも触れなかった 顔があげられなかった 月と星だけが、見ていた 静かな声だった 女のコの想いは 届かなかった そうして女のコは、2日後に引っ越して行った 女のコは泣かなかった。 いっぱい楽しいものを貰ったのだ。 満月のエピソードも くまのぬいぐるみも 一緒に見た映画のチケットも たくさんの会話も 嬉しかったのだ。 優しい彼と一緒に過ごした全てが 本当に本当に大好きだったのだ。 「ありがとう」の言葉だけで充分だった。 出会えて良かったと思った。 好きになって良かったと思った。 引っ越して離れても、きっともう会えなくても 一生忘れないだろうと思った。 おばあちゃんになっても ずっと覚えていようと思った。 悲しい気持ちなんてなかった。 後悔もしていなかった。 ただただ、彼を好きな気持ちと、充足感だけが残っていた。 だから、一週間も過ぎた今日、初めて頬をつたう涙の理由が 女のコにはさっぱりわからなかった。
2008,02,22, Fri 17:00
【 LOVE 】 comments (x) trackback (x) |