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さて。私がブログを書くのも今日で最後。
めぐみちゃんの昨日の熱い愛が込められた記事の後、突如こんな話題で申し訳ないんだが「あやこ年齢疑惑」について告白してしまおうと思う。

あやこ、現在23歳。

ブログ部の仲間とか、ホント仲良い子にすら4年間言ってなかったんだけど
実は私は同学年の皆より一歳だけ年上なのだよ。

今更カミングアウトかよって話なんだけど、まあ、最後だし、聞いてくださいな。私には、一年間の浪人生活経験があるのです。

高校三年生の冬、私は小学生の頃から「この大学に入ろう」と思っていた大学に落ちました。
悔しかったし、残念だった。
浪人が決まってからは、予備校で毎日10時間以上予備校の机の前でひたすら勉強。国立大学を目指していたから、科目数も多いし、手が痛くなるくらいペンを持ち続けていた日々でした。浪人生活の中でじっくり自分の勉強したいことについても考えて「大学で日本の古典文学を勉強すること」という明確な目標ができたため、「大学に入ること」そのものを目的にしていた高校生の頃よりもモチベーションも上がりました。
努力して、得意教科はだいぶ点数も上がって、それでもやっぱり志望していた国立大学に入るだけの実力がないとはっきりと見えてしまったのが、浪人生の秋の終わりのことでした。

私には、3つの選択肢がありました。
  あと2年浪人するつもりで国立大学にこだわる。 
  あと1年浪人して私立大学に入る。
  今年受験して合格した大学に入る。

どれを選ぶか。受験しても国立大学には合格できないとわかっていました。どうするか考えなければならなくなった時、一度だけ偶然立ち寄ったオープンキャンパスで日本文学科の先生方と直接お話して「こういう先生に教えていただける大学で勉強してみたい。」と思った。そんな大学があったことを思い出しました。

「日本女子大学を受験しよう。」

大学そのものに憧れた大学ではなく、この先生の授業を受けたいと思える魅力ある先生方のいらっしゃる大学を目指すのだから、それ以上の良いことなんてない。私は、大学に古典文学を勉強する為に入学するのだ。
そう思った瞬間、妙にすっきりしたことを今でも覚えています。

浪人生の冬、私は日本女子大学の合格通知と国立大学の二度目の不合格通知を受け取りました。未練は当然あったし、浪人したのに、合格できなかったという悔しさも残りました。
日本女子大学に入学してからも、すぐには女子大という環境に慣れることができず、「やっぱりもう一度浪人して他大学受けてみるかな」と思ったことがあったのも事実です。その度に、今自分の居るところで、努力して勉強することもできないで、他の大学に行ったところで同じことだ。と、思いなおしてきました。めぐみちゃんも書いていたけど、「大事なのは入学していた大学でどのような生活を送り、どのような思い出を残すか」だと、私も思います。自分の居る場所に文句を言う前に、まずは楽しんでみる。好きになってみる。そういう、自分が在る場所で努力を積み重ねることを繰り返して四年間を過ごした今だからこそ言えることがあります。

浪人すること=失敗、人生の遠回り、無駄。
そんなこと、ありませんでした。あの浪人した一年の間、私は私自身が大学で学びたいことを学ぶために勉強することができた。自分を見つめなおす一年があったことは決して無駄ではありませんでした。あの時に「勉強するために大学に行く」その方向だけはしっかりしていたことが、四年間の充実した勉強中心の生活に繋がりました。
今、このブログを読んで下さっている皆様の中にも、浪人が決まってこれから頑張っていこうという方々もいらっしゃるかもしれません。「浪人しちゃって恥ずかしい」と思うより、浪人することを許してくれた周囲の優しさに感謝して、「全員が経験するわけじゃない浪人生活までできるなんてラッキー」と思って、前向きにいきましょう。
そうそう。私の経験上、浪人したことを四年間隠し通そうと思えば、案外出来ちゃいます。1年年上だからって、気を使われることなんて大学じゃないですから。大丈夫ですよ。しかも、浪人して女子大に入った人が同じ学科に何人も居るんです。意外と多いのに驚いたくらいでした。

人生に「もしも」なんてないけれど、時々考えてみることがあります。
もしも、浪人していなかったら、ちこちゃんやめぐみちゃんと一緒に学会委員として活動することはなかっただろう。一緒に、文化祭で日文科の展示をすることもなかっただろう。もしも、浪人していなかったら、ゼミの皆と旅行することもなかったし、もしかしたら、出会うこともなかったかもしれない。こうして、ブログを書かせていただくこともなかったかもしれない。

人生、なにが福に転じるかわかりませんね。

事あるごとに私を巻き込んでくれるめぐみ&ちこというバイタリティーあふれる仲間に恵まれたおかげで、勉強だけではない充実した大学生活を送れた。辛い時に、一緒に頑張れるゼミの友達に恵まれてとても心強かった。相談にのって下さる度に救い上げて下大学院の先輩方と出会えて幸せだった。ブログ部の仲間と、一緒に日文の公式ブログを書かせていただく機会にも恵まれた。一生付き合っていくだろうサークル仲間にも恵まれた。彼氏は捕まえられなかったけど、この大学で最高の友人達に出会うことが出来ました!!
そして、古典が勉強したいという意志をもって大学に入るまで、流れに身をまかせて生きてきた私が、とうとう、どうしても見てみたい魅力的な『萬葉集』の歌の世界に巡りあうことができました。大学生活の中で、私は魅力的な先生方に数え切れないくらい沢山のことを教えていただきました。やっぱり、先生に惹かれて大学を選んだことは間違いではなかった。

日本女子大学日本文学科での4年間、幸せだったと心から思います。
ここでの出会いの全てに感謝しています。

私の母校は日本女子大学です。 と言える日が来ました。

*** *** ***

さて明日からはいよいよ新年度です。5代目部長は可愛いくて、しっかり者のみかこちゃんです。ゴマちゃんの絵の彼女です。そして心機一転ということで・・・
なんと、当世女子大生気質が新バージョンにお引っ越しします。

新当世女子大生気質←こちらをクリック

今後とも、日本女子大学日本文学科ブログ「新当世女子大生気質」をよろしくお願い致します

今日をもって4年生ブログ部員7名は卒業します。充実した大学生活を送らせていただいた日本女子大学と高校生の皆さんとの掛け橋に少しでもなれていたなら、嬉しいです。 これからは部員達ひとりひとりがそれぞれの進路で頑張っていきます。見守って下さった皆様、今までありがとうございました



2010年3月卒業。ブログ部四年生あゆみあやこちこもえめぐみななかずえ

また会う日まで。
2010,03,31, Wed 23:36
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