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☆☆2010年☆☆
どうぞ本年も、当世女子大生気質をよろしくお願い致します。

さて、私は今年の始まりを北海道で迎えました。
一面の雪景色。まっさらな雪を見て、煩悩が消える…なんて奇跡は起こりませんでした。雪を見ると、煩悩が消えるどころか、美味しそうとか足跡つけたいとか、ゴロゴロしたいっていう思考に辿りつく自分が残念です!でも、一番残念なのは新年早々、雪原のように真白になった私の頭です。

なぜ、頭が真白になったかと申しますと…

数日前、ちこちゃんに「真白な新雪に足跡付けるのって快感」という話をしたら、
「まっさらな新雪に顔面を押しつけて雪にデスマスク作ると面白いよ(笑)」
と言われたことを、「行く年来る年」を見てる時にふと思い出して、ついさっき庭に出て、ボスっと顔を雪につっこんでみたんですよ。

ちべたい。
ものすっごく、しゃっこい。顔、イタイ。
赤鼻のあやこの出来上がり。でも、キレ〜に鬼女の面のような顔型がとれました。
ブ・キ・ミ

これ絶対罠だ!言われたら実行してみなきゃ気が済まん私の性格、ちこちゃんは知ってるでしょーが。やりましたよ。やっちゃいましたよ。昨年の最後に(笑)
私は体当たり芸人かって自分で自分にツッコミたい。

事件が起こったのは、私が雪に顔型を製作した直後のことでした。
背後でドサッと物音が!
「何奴っ?!」
と振り返ったら、屋根に積もった雪と共に上から降ってきた氷柱が私のちょっと後ろの雪にザックリ刺さってたんです。
ちょっ!!これ、あと少し位置が違ったら雪の顔型がホントにデスマスクになっちゃうから!!

…というような出来ごとがあって、頭が真白になりました。まだ、生きていたいです。
あまりにビックリしてしばらくぼ〜っと雪の中に立ってたら、またしても、ふっと頭の中に浮かんだのです。
《大伴家持の年はじめに雪を踏んだ歌があった気がするなぁ…。》
そこで、早速、新雪をポスポス踏みならして道を作りました。後で調べてみたところ、多分この歌を思い出したのだと思われます。

「新しき 年の初めは いや年に 雪踏み平し 常にかくもが」(『萬葉集』巻19・4229番)

昨年の反省をするでもなく、新年の目標を考えるでもなく、除夜の鐘を遠くに聞きながら、無理やり付き合わせた兄弟達と雪に顔をつっこんだり、新雪に足跡をつけて家持ごっこをしたりして年越しをした私のこれからの一年が若干心配です。体当たり過ぎる気がします。
まぁ、私はどうやっても私でしかないので、欲張らずマイペースに生きていければ良いなぁ…と思った年初めでした。

今年も皆様に大学を身近に感じて、楽しんで頂けるような記事を書いていけるよう頑張ります。どうぞ本年もよろしくお願い致します。
皆様にとって、本年もまた幸せな良い年になりますように。


2010,01,01, Fri 01:48
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皆様メリークリスマス。

「今年はサンタさんは忙しくてお前のところに来れないんだ。」
とデパートでお父さんに言い聞かせられていた四歳児の靴下の中身が心配な女子大生、あやこです。
何か、お菓子ひとつでも靴下に入ってると良いですね。

さて、私のもとには十数年ぶりにサンタさんが訪れました。
イブの日、兄弟みんな出かけたのに、一人お家にポツンと残って、卒業論文の資料整理とか大掃除をしていた私。
母:「また、今年も彼氏が居ないのね。」
私:「居ないよ。」(即答)
母:「・・・そっか。」
この状況をあまりに哀れに思ったらしく、朝起きたら口紅が一個置いてありました。ありがとう。さんたさん。最近、スッピンで大学通ってた私に、口紅をつけて少しでも女性であることを思い出せということか・・・。だんだん私が年齢を重ねる度に切実さを増していく諸々の念のこもった母からのメッセージを受信。
今日くらいはスッピンではなく、しっかり顔を作って大学に行きました。ちゃんと口紅も付けましたよ。でも、顔を作ったものの、例年通り図書館に行って勉強してました。例年はこの時期に必ず図書館で顔を合わせる、ちこちゃんや、めぐみちゃんをはじめとする日文科4年メンバーも今年は居なくて、同学年の子には誰にも会えませんでした。
勉強だけで今日一日を終わるのも勿体無いか。大学四年生のクリスマスくらいちょっとは楽しもうと、草月流華道部の元部長(4年生)が一人暮らしをしている家にお酒と食べ物持って押しかけて、今に至ります。さっきからずっとM●テ見ながらピザを頼んで食べたり、ワインを開けたりしていたわけですが・・・。部長が、時々「ホ~ぅ」って言い出したり、テレビと会話したり、歌ったりするので、思わずお酒を飲ませすぎたかと心配しました。まあ、大丈夫みたいです。ケーキ食べて、ゆっくりしていたら、普通のテンションに戻ってきました。草月流華道部の4年のメンバー皆が集まって卒論内容を話したり、部長の家の漫画箱をひっくり返したり、ミュシャの画集を見たりしてすごせて、とても楽しめました。

彼氏の居ないクリスマスを大学四年間分すごしましたが、私は気兼ねなく騒げる友人をたくさん作ることができました。

あ!部長!!一人で寝ないで!!待って。私たちの布団は?!

2009,12,25, Fri 22:19
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「もう、何を言ってもだめよ。あや。いい加減、修行してきなさい。出来るようになるまで帰ってこなくて良いから。」

家のドアが、ばたん。と目の前で閉められた。
「そ・・・そんなぁ。大学どうするのさ(涙)まだ卒論提出してないよ。」
座り込む私の手には母から押し付けられるように渡された料理学校の入学許可証。



・・・という、やたらリアルな夢を見た。

これは、アレだ。
こんな夢、あんなことがあったから見たんだ。

思い当たるのは、先日の出来事だった。


ある日、昼ごろに起きたら、母が朝のうちに昼食用の、スパゲティーのミートソースを作っておいてくれていた。横にメモがおいてあった。麺を茹でて、父と一緒に食べなさい。ということだった。
2人分の麺だけを分けて置いてあって、更にはゆでるのに丁度良い量のお湯まで鍋に入れてあった。後は麺を入れてゆでるだけになっていた。メモには、どのように茹でるか、塩をひとつまみ入れるとか何分茹でるとか、そんなことまで書いてあった。

麺くらい無難に茹でられるだろうと思ったのだろう。
私だって、そのくらい出来ると思っていた。

で、メモに書かれている通りにゆでた。
ちゃんと時間も守った。塩も入れた。
でも、茹で上がった麺は、くっついてた。
???
あ。そっかオリーブオイルかければいいんだ。
私の知っている料理知識を最大限引っ張り出して
オリーブオイルをかけてみた。

ちょっと麺がツヤツヤした。
でも。団子状態は変わらなかった。

変だ。
明らかに変だ。

仕事中の母から、電話が掛かってきた。

母  「無事にお昼食べられた?」
あやこ「ねぇ。麺が変だよ。」
母  「メモの通りにゆでたんでしょ?!」
あやこ「うん。でも、団子みたいに丸まってるよ。」
母  「茹でる時、ちゃんとかき混ぜた?」
あやこ・・・・・・・・・。(ボソっ)「メモにそんなことかいてなかった。」
母  「・・・・・流石にそこまで知らないなんて思わなかったんだもの!!」

母の誤算と私の失敗。
団子状のパスタを見た父、苦笑。

「お母さんから、お料理習っときなさい。」

いや、私、掃除は良いの。何時間でもガラス磨きやタイル掃除します。裁縫もちょっとならいける。自分で小物とか雑巾つくるくらいなら大丈夫。でも・・・でもでもでも!!!料理は、ダメなんだってば。小中学生の頃は家庭科部。クラスの中でも超家庭的タイプに見られて、「良い奥さんになりそう」とか言われてた私が、実は全く料理できないんです~vなんて、同窓会じゃ絶対言えないネタだ。



>more⇒
2009,12,01, Tue 00:44
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九州に行っていた、ある女子大生が
「吉野に行きたいなぁ。」
と、博多駅の新幹線乗り場で独り言を言った。

彼女は、大学4年生。原稿用紙60枚以上と定められた卒業論文を12月18日の期日までに書いて提出しなければならないという現実的に差し迫ってきた課題を抱えていた。

八雲さす 出雲のこらが 黒髪は 吉野の川の 沖になづさふ(『万葉集』巻三・四三〇)

出雲娘子が溺死し、吉野で火葬された時に柿本人麻呂という人が作った歌について勉強していた彼女は、何だか、色々こんがらがって迷走する中で、突発的に吉野川が見てみたくなったのだった。

実際に、吉野の山川を見てみたら何か実感として何か得られるのではないか。
秋の青空は青く澄んでいて、紅葉していたらさぞ美しいだろう。
今行けば、正倉院展にも行くことができてしまうではないか。

女子大生は思った。
そうだ、吉野行こう。

「 ♪ 」

大きな声ではとても言えない。

11月に入って、いよいよ卒論も修羅場というこのときに。
吉野まで行ってきちゃったハート

以下は、わたくしの吉野旅行記である。

大和上市駅で電車から降りてタクシーに乗って、吉野川まで行きたいと言うと、運転手さんは怪訝な顔をした。
「吉野山やないんですか。」
「まずは吉野川をどうしても見たいんです。」
ろくな下調べもせずに、唐突に吉野まで来ちゃった私の頭には、とりあえず吉野川に行くことしかなかったのだった。
運転手さんは「ほな、宮滝の景色のええ場所に行きましょか。」と言って、吉野宮があったとされる宮滝近くの柴橋まで連れて行ってくれた。
「すみません、川辺まで降りたいのですが、どこから行けるでしょうか?」と聞き、
岩場をふらふらとブーツで歩いて行こうとする私の背中に向かってタクシー運転手さんは言った。

「飛び込まないで下さいよ!!!」


・・・
そりゃ、私は、昔の感覚を体感したいな~。って思うと、家の庭に生えてた山椒の青い実をガリガリ食べちゃったり、銭湯の湯船で誰も居ない時を見計らって「なづさふ」ってどんな感じかな~ってやってみて溺れかけたりしちゃうような体当たり人間ですけども。さすがに秋の寒い時期に実際の吉野川で実践するなんて、さすがそこまでしませんよ!!ただ、ちょ~っと、岩の上から水を覗き込みたかっただけです。

あまりに頼りない足取りの私を見るにみかねたのか、運転手さんは私の手を引いて岩の上から川が覗き込める場所まで連れて行ってくれました。運転手さんが美青年だったら、旅のステキな思い出だわね~。とかちょっと邪念と妄想が(笑)いえいえ。とても親切で優しいステキなおじさまでした。


↑これは、柴橋の上から見た吉野川

↑これは、岩の上を歩いていって覗き込んだ吉野川

実際に見た吉野川は思っていたよりも、さらに、川幅の狭い川でした。
う~ん。やっぱり、グーグルで画像検索して写真で見るのと実際行ってみるのは感覚的に違うなぁ。と実感。

川をながめてしばしぼんやり。吉野葛の蔓に引っかかって転びそうになったりしながら
川辺を歩いて、またぼんやり。
時々強い風にのって黄色い落ち葉がひらひらと舞う。川の水面にすべるように落ちた葉が、水流にのって、くるくると一定の方向に流れていったり岩に引っかかって止まったりする。吉野川の川辺で、溺死したという出雲娘子を歌った人麻呂に思いを馳せて、自然に手を合わせていた。


吉野川を眺めた後、吉野山に登って飛鳥の方向を見てみました。

山頂からは、紅葉した桜の赤がちらほら見えました。春の桜で有名な吉野だけれど、閑散とした寂しい秋に紅葉した桜もまた良いものです。

色々な人に出合って話をしながら、吉野の地を自分の足で歩いてみた
大学4年生秋の旅は、きっと忘れないだろうな。

さあ、卒論書くぞ!

2009,11,04, Wed 21:47
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