「もう、何を言ってもだめよ。あや。いい加減、修行してきなさい。出来るようになるまで帰ってこなくて良いから。」
家のドアが、ばたん。と目の前で閉められた。 「そ・・・そんなぁ。大学どうするのさ(涙)まだ卒論提出してないよ。」 座り込む私の手には母から押し付けられるように渡された料理学校の入学許可証。 ・・・という、やたらリアルな夢を見た。 これは、アレだ。 こんな夢、あんなことがあったから見たんだ。 思い当たるのは、先日の出来事だった。 ある日、昼ごろに起きたら、母が朝のうちに昼食用の、スパゲティーのミートソースを作っておいてくれていた。横にメモがおいてあった。麺を茹でて、父と一緒に食べなさい。ということだった。 2人分の麺だけを分けて置いてあって、更にはゆでるのに丁度良い量のお湯まで鍋に入れてあった。後は麺を入れてゆでるだけになっていた。メモには、どのように茹でるか、塩をひとつまみ入れるとか何分茹でるとか、そんなことまで書いてあった。 麺くらい無難に茹でられるだろうと思ったのだろう。 私だって、そのくらい出来ると思っていた。 で、メモに書かれている通りにゆでた。 ちゃんと時間も守った。塩も入れた。 でも、茹で上がった麺は、くっついてた。 ??? あ。そっかオリーブオイルかければいいんだ。 私の知っている料理知識を最大限引っ張り出して オリーブオイルをかけてみた。 ちょっと麺がツヤツヤした。 でも。団子状態は変わらなかった。 変だ。 明らかに変だ。 仕事中の母から、電話が掛かってきた。 母 「無事にお昼食べられた?」 あやこ「ねぇ。麺が変だよ。」 母 「メモの通りにゆでたんでしょ?!」 あやこ「うん。でも、団子みたいに丸まってるよ。」 母 「茹でる時、ちゃんとかき混ぜた?」 あやこ・・・・・・・・・。(ボソっ)「メモにそんなことかいてなかった。」 母 「・・・・・流石にそこまで知らないなんて思わなかったんだもの!!」 母の誤算と私の失敗。 団子状のパスタを見た父、苦笑。 「お母さんから、お料理習っときなさい。」 いや、私、掃除は良いの。何時間でもガラス磨きやタイル掃除します。裁縫もちょっとならいける。自分で小物とか雑巾つくるくらいなら大丈夫。でも・・・でもでもでも!!!料理は、ダメなんだってば。小中学生の頃は家庭科部。クラスの中でも超家庭的タイプに見られて、「良い奥さんになりそう」とか言われてた私が、実は全く料理できないんです~vなんて、同窓会じゃ絶対言えないネタだ。 さて。。 夢の話は置いておいて。 いよいよ卒論が切羽詰ってきました。なんか、色々焦ったり煮詰まったりして、この前胃が痛くなって熱出しました。 かずえちゃんに「胃が痛い~」って、メールしたら・・・ 『秘密結社 鷹の爪』の吉田君の台詞をプレゼントしよう。(中略) 「僕はその身を切れば白濁した血がながれる島根一のDAKARAボーイなんですよ!!] っていう内容の、「元気になれメール」がきた。 正直、意味不明。 『秘密結社 鷹の爪』→鷹の爪→唐辛子→胃に悪そう→・・・もしや。 新手の攻撃か?! とか、思ってみた。でも、何かその意味の解らなさが笑えた。かずえちゃんらしいなぁ。 いっつも笑わせてくれるステキなかずえちゃんのメールのおかげで、今は復活して、卒論書いてます。 一人、パソコンに向かってる夜中とか、つい後ろ向きになって、ああ。私だけダメなんじゃないか。とか、先生にせっかく教えていただいた内容がなかなか理解できなくて、なんて馬鹿なんだろうとか、ついつい焦ったりパニックになったりもするけれど、そういう時、真夜中にも関わらず、「書いてる?」「全然進まないよ。」「卒業したいね。」「一緒に卒業しよう!!」「終わったら飲み会だ!!」「祝宴じゃ~」って、同じように卒論書いてる4年生とメールして、ああ皆頑張ってるんだな。自分も頑張らなきゃな。ってもう一回パソコンに向かうのですよ。 で。それでも、どうしても、どうしても辛くなると 彼に頼ってます。 大きくて、 あたたかくて おもわず抱きつきたくなる 一緒に暮らしている 彼です。 足です。 顔です。 御体重、48キロ。 「こんな立派に成長したゴールデンレトリバーは久しぶりに見た。」 と、ペットショップの店長に笑われ、しかしながら、いまだ、定期健診の際に獣医さんから肥満と言われていないという奇蹟のわんこ。 飼い主と共々ひま・・・いや、ポッチャリ系といおう。そうしよう。うん。 卒論、がんばります。
2009,12,01, Tue 00:44
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