9/22に平塚市美術館に行きました。
今は宮沢賢治展。写真や直筆原稿やその複製、賢治の手による絵、たくさんの作家による賢治作品の挿絵が展示されています。目玉は「雨ニモマケズ手帳」! 原稿も興味深かったですが、賢治の描いた絵が印象的でした。とても綺麗で、彼の言葉と繋がるものがあるかもしれません。一読者のぼんやりとした感想で申し訳ないのですが。展示後半の挿絵はとても楽しい気持ちになりました。「あー。絵本ってこんな感じだったなぁ」って。 博物館の勉強をしている身としては、美術館と隣接する博物館・図書館と、この企画展示を上手く連携させている点がいいなと思いました。博物館では関連の内容でプラネタリウム上映を行い、図書館ではもちろん関連の図書を。こんなに三館連携しているのは珍しくて、この企画展示への熱意を感じました。ちなみに賢治の妹トシは、日本女子大学の先輩なんですよ。 夕方に再び美術館へ。 美術館の壁にプロジェクターで村田朋泰の映像作品を映し出す、野外上映会を見に行きました。平塚の美術館でこんな催しに参加できるのは初めてだったので、とても興奮しました。しかも村田朋泰!彼は立体アニメーションの日本における第一人者で、ミスチルのPVなども手がけている人です。 美術館の芝生に座って一時間。素敵な一時間でした。目の前の映像を見ながらも、ふと涼しい風や周りの人の反応に意識が向く。心地いい集中力の途切れ。野外っていいな。 彼のクレイアニメーションは有名ですが、普通のアニメーションもとても良かったです。むしろこっちの方が好きかな。来年は彼の企画展示がこの館で行われるので、それもいまから楽しみです。
2007,09,24, Mon 20:52
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