樟渓館という建物を知っていますか?
樟渓館とは、目白キャンパスの中にある、 主にサークル関連で使用する建物のこと。 そして目白キャンパスで唯一和室がある建物です。 今日は初めてその和室で、百人一首サークルの練習をしてきました! それだけ聞くと、 「百人一首なんだから和室でやるの当たり前なんじゃない?」 と思われると思うけど、 ここまでの道のりは実はとっても長かったんです。 本女のサークルは、 立ち上げてから二年間は公認サークルになれないため、 どんなに真面目に活動していても、 本女の和室を使用することが許可されず、 だから私は、本女の和室の中を見たことすらありませんでした。 電気の消えている和室を外から見て、 「今なら誰も使ってないんだからかるたに貸してくれたっていいのに!」 と何度も思いました。 畳があってこそかるたができる、というその最低条件すら簡単にはクリアできず。 本女の和室が使える日をずっと夢見ていました。 だから、かるたをするために樟渓館の和室を訪れる今日は感慨もひとしお。 おそるおそる中に入ってみると・・・ 中には器やらたくさんの茶道の道具。 茶道のためといっても過言じゃない感じの造り。 そんな中、堂々と(笑)、競技かるたをしてきました。 本女で札を払えるたぁ爽快爽快☆ 今日は本当に嬉しかったです。 ひとつのサークルを立ち上げてから、 そのサークルが認められるようになるまでの道のりは想像以上に長いもんで。 入学してすぐの5月にメンバーを集めて申請書を出しても、 やっとサークルの名前がパンフに載る頃には、 立ち上げたメンバーたちが4年生になっている事実。 認められるのは難しい。 軌道に乗らせるのはもっと難しい。 勉強や就活やバイトや行事や恋愛や、 いろんなものに取り組もうとして、 常にいろんな選択肢と向き合い、 取捨選択して日々過ごしてる大学生。 大学生になってまず驚くのはその選択肢の多さ・世界の広さだけど、 たくさんあるはずの大学生という時間は意外に短い。 勿論目の前にあるたくさんの選択肢の全ては選びきれない。 その中でかるたを選び、一緒に楽しみながら強くなること。 そして本女のメンバーで団体戦に出ること。 それってなんかもう奇跡みたいな確率の上に成り立っているような気がして、 やっぱ簡単にはいかないもんですね。 奇跡を起こす青春ドラマみたいにうまくいきゃあいいのに。 だけどそんなスポットライトはなかなか浴びないわけで。 どんどん時間は流れていくし、 レールの先は見えないし。 でもやっぱり、敷かれてないレールを敷く作業は、 大変だけどそれなりに達成感もあって、 だから少しずつでもカタチにしていけたらいいなと思うわけです。 来年の春には本女で団体戦に出るぞ~!
2007,08,07, Tue 21:38
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