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恋人たちが街にあふれる今日この頃。

みなさまどのようにお過ごしでしょうか。

私は、一人でも元気です。(笑)

さて卒論について触れている方がこのブログ内でも
いらっしゃいましたが、私の卒論もまさに地獄の様相を呈して
いました。

このように書くとoverだとおっしゃられる方もいると思いますが
私がこの場をお借りして卒論の恐ろしさをとくと語ってさしあげましょう。

それはさる十二月を十日ばかり過ぎた寒い日。
ようやく卒論も終りが見えてきて、製本会社にも連絡をとり、
十五日には完成した卒論が手に入ると知って、一安心していたときの事。
すでに気力も体力も底をつき、何時寝たのかも思い出すことが
できないような中、ただただ卒業したい一心で、魂を削ってパソコンに
向かって指を打ち付けておりました。

やっとのことで卒論の終章を書き終え、
最後の気力でパソコンの印刷ボタンを押すと
プリンターから、まるで生まれたての真白い紙に美しいインクが彩られた
輝くような卒論が次から次へと飛び出してきたのを、覚えております。。
その美しさ。。飛び出す卒論を眺める私の恍惚の表情。。
卒論を製本会社に持っていく時の私の初々しさ。そのいじらしさ。。

そのあとに地獄が待っていようとは、その時は考えもしませんでした。
私は今となって思うのですが、地獄の入口はきっと天国の門にそっくりで
はないだろうかと。。中に入ったときの失望から地獄は始まっているので
はないのかと。。。。

そうこうして製本が仕上がる十五日。
私は逸る心を抑えきれず、午前に製本会社に向かい、
さあ確認!と本を開くとそこには・・・


片面印刷


確かに両面印刷と確認したはずが、そこにはなぜか贅沢にも片面印刷で
仕上がっていた二冊の卒論が・・・・


what's happened!?


私はいつの間にか外国人となっていました。

もう日本人なんて・・・・シンジラレナーイよ。。

製本会社の担当に聞くと、知らぬ存ぜぬの一点張り。

何度か確認し、しょうがなく大学に帰り、要旨を書く参考にと
卒論をもう一度確認すると・・・・


46ページの次は48ページ

48ページの次は47ページ


もう時間も空間もページ数すらも混乱をきたしてしまうなんて
さすが『ドグラ・マグラ』の世界。。。

いっそ作品内の一連の犯人は

この私だっ!!

と叫びたくなるような展開に、
私の正気と狂気が入り乱れたのでございます。。

そして一日ではできないから、また来社して欲しいと
言われ、何度も会社と大学を駆け回って
やっと卒論を提出したのでございます。。
それは提出期限の一日前、十七日の昼過ぎのことでした。
友達からは教授が心配しているとの伝言までもらう始末。


地獄を見てきたものから一言

決して自分だけは信じるな


追伸

教授・・・本当にすいません。。。





2008,12,22, Mon 23:38
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