文化祭前日の今日。
私の朝は、大きな包みを抱えて電車で大学へ行くことから始まった。 スキー板にしては短く、でこぼことした不自然な包みを抱っこしてるワタシ。 おもいっきり、不審者?! 電車にのったとたん、知らないおばあちゃんに尋ねられた。 「それなあに?」 ―包みの中身は、木の枝です。決して危険なものじゃありません。 大学に到着したら、既に注文していたお花が届いていた。 ↓部員の使うお花とか枝とか色々。 ううん、綺麗!!赤バラ、白バラ、ユリ、ツバキ、ツルウメモドキ。ヒバにトルコキキョウ・・・。これだけ揃うと見ごたえあるね。 さて。ここから、私の今日の一日の作業過程をちょっとお見せします。 ①自分が注文していたお花を確認。 まずはメインのお花。さて↓コレは何でしょう? 正解は、赤い大きなダリア。この写真だとちょっとピンクっぽく写っているけれど、実はかなり濃い赤なんですよ。 ススキみたいだけど、ススキより茎が太いパンパス(左)と頑張って自宅から持ってきたドウダンツツジ(右)↓ 使うお花と枝はこれだけ。いつものお稽古で使う5倍くらいの材料を使っているんじゃないかな。 ②活け込む場所を決める 他の部員の様子を見つつ、お花を活ける場所を決めて、流木や花器をその場所に置いてみます。↓ ③材料を綺麗にする。 今回はパンパスにホコリとちょっとカビが付いていたので新聞紙を濡らしたので茎を拭いて汚れを落とします。 →→→ ↑ホコリ付(左)→ホコリ落とし済み(右) ちょっと拭くだけで、だいぶ綺麗になったでしょう?ここで、ドウダンツツジの痛んだ葉を落としたり、いらない枝を切り落としたりします。 ④活ける。 これが一番大変な作業。ああでもない。こうでもない。と試行錯誤の繰り返しです。 今回の私の苦労ポイントは、パンパスの白とダリアの赤をどのように生かすか、という点でした。ダリアは花が重すぎて安定しないから、フラフラと何度も倒れるし、パンパスも組み合わせたと思ったら崩れるし。思うように活けられなくて花や枝と格闘しました。 ↓迷走中の作品。どうしようかなあ。と考え中。方向性が定まらない。 ようやく、終わりが見えてきて・・・ 活け込み修了までに費やした時間は約6時間!!ようやく完成!! ⑤完成!! ↑上の完成写真は、作品の一部をアップで撮ったもの。 全体はよろしければ文化祭で御覧下さい。広いロビーのスペースに、部員やOG、そして先生方の作品が並んでいます。それぞれ個性たっぷりの作品達。なかなか、このように大きく活ける機会は少ないので、皆気合を入れて楽しみながら活けていました。 さて頑張った一日の終わり。 私は充実感の中、大好きな本を注文しに本屋さんに立ち寄ったのです。 店員さんと、注文する本について話していて、ふと下を見た瞬間 ――え? 急に視界が悪くなって、一瞬パニック。 ――目、落とした?! ちがうだろ。と自分にツッコミを入れつつ、自分の掛けているメガネに手を伸ばす。 レンズ、レンズ・・・片方、ないや。 片方レンズがなくなったメガネって、見えにくいことこの上ないんだよね。 片方レンズがない状況って、とっても間抜けなんだよね。 メガネのレンズが抜け落ちる瞬間を目撃しちゃった本屋のお姉さん、 注文の本を検索する為にパソコンに向かったその横顔が笑うの耐えてる。 どうせなら、この気まずさ、一緒に笑って流させてよ。と切実に願った。 頑張った一日のオチがこれか。 レンズナシメガネ。枝にだって引っ掛けられる。後でみたらネジが一個取れてた。
2008,10,17, Fri 22:17
【 大学生活::サークル活動 】 comments (x) trackback (x) |