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今日、あやこは古本屋めぐりをして参りました。
JR御茶ノ水駅から、明治大学の前を通って道なりにテクテク歩き、大きな通りに出たらそこには多くの本屋さんがズラーっと並んでいるのです。

そう。本日私が向かったのは神保町の古本屋街。

様々な専門書や文庫本、浮世絵、楽譜などなど色々な本が並ぶ本屋さんを見て回る楽しみっていうのは格別です。私は年に数回ほしい本が安く手に入らないか探しに行ったり、ふらりと散歩がてら立ち寄ったりするのですが、今日はお目当ての本があったのです。
『岩波古語辞典』
コレ、前から欲しくて探していたのです。『岩波古語辞典』が家にあったら演習やレポートの時に絶対便利!そう思って、探し始めて半年・・・半年?!

今はネットで注文出来る便利な時代、ネットを使えばいいじゃないか。

と、つっこまれてしまいそうなのですけれど私は自分で探して、自分で見つけて、自分で買って持ち帰る本の買い方が好きなのです。時間はかかってしまうけれど、やっぱり家に来る本とは本屋さんに自分から出向いて出合いたい。
・・・とは言ってみたものの、結論から言えば今日は結局『岩波古語辞典』には巡りあえなかったのですよ。三年生という学年を考えてしまうと、いい加減に買わないと使える時期がどんどん短くなるんですよね。早稲田の近くの古本屋さんを探してなかったら、諦めてネットに頼るかなあ・・・。

さて、そんなことはおいといて。
私は、辞書を探して古本屋さんを3時間ほどグルグルと歩き回りました。
色々な本屋さんに立ち寄った中の一つに能の本が沢山置いてある古本屋さんがあったのです。おもわずふらりと中に入って能の謡の本や浮世絵を見ていたのですが、ふと後ろを向いたら・・・
ガラスケースの中に顔がずらり。
びっくりして後ずさってみたものの、気になるのでゆっくり近づいてみたら、能面でした。
・・・恐いって。古本屋さんに能面があると思わないもの。ちょっぴりドキドキしてしまいました。
他にも、本が積み上げられて今にも崩れてきそうな隙間で本を読んでみたり、古本屋さんの前にダンボールに入れられた100円均一コーナーで、文庫本をほりかえしてみたり、おもいっきり楽しみました。

お目当ての辞書はなかったものの、神保町に行って本を買わずに帰ってくるなんて私には出来ません(笑)
『玉台新詠集』鈴木虎雄訳解(岩波書店)の上・中・下と昭和時代初めと大正時代に出版された漢文の教科書を買ってきました・・・

『玉台新詠集』は良いとして、昭和時代と大正時代の漢文の教科書をなぜ買ったか。

今度、教職課程の授業(国語科教育法Ⅱ)で私が漢文で模擬授業をするから、その時授業に入る導入部分での話のネタにしようと思って・・。なんて、そんなステキな事を言えたらカッコイイのですが、違います。装丁が綺麗だったから、衝動買いしました。

大正時代の教科書、『子女 帝国新漢文』 山口察常編 (帝国書院)
この教科書は高等女学校で使われていたものみたいなのですが表紙が
紺色の紙で、その上に蝶やトンボ、バッタが銀色で描かれているんです。
↓表紙


↓裏表紙


大正時代の教科書オシャレ!!こんな教科書なら、やる気がアップして綺麗に使おうと思うに違いないと思ってしまいました。買った本を帰りの電車で開いてよ~く見て、もっと驚きました。教科書って言ったら、絶対あるだろうと思われる落書き!!コレが一つもないんですね。書き込まれているのは一生懸命勉強した書き込みだけ。書き下し文とか、振り仮名とかばかり。この教科書を過去に使った人は、真面目に一生懸命勉強していたのだろうなあ。と想像して、楽しくなってしまいました。古本って、過去にその本を手にしていた人について想像する楽しみ方があるんだと、改めて気付きました。

今まで残ってきた本を大切に読ませて頂こうと思っています。
↓今日買った本たち。






2008,06,07, Sat 21:17
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