今日、「文楽」を見に行ってまいりました
日本文学科の国語国文学会委員の方に、文楽を見に行く企画で「第三十九回 国立劇場文楽鑑賞教室」に行くのだと教えてもらって申し込んでみたのです。 なかなか見る機会がなかった「文楽」。 ―人形と、それを動かす黒子さん― そんな感じのイメージしかなかった私は、初めての「文楽」にわくわくしながら国立劇場に向かいました。 今日は「鑑賞教室」ということで、三味線のことや、人形のこと。様々な「文楽」についての解説を聞くことが出来たのですが、何も知らなかった私には、何もかもが新しくて驚きの連続でした まず、私は、人形を見て驚きました。 イメージしていたものよりも、ずっと大きかったんです しかも、人形の手や眉毛や口、目等が動くのです! あんなにも、色々と人形の細かい部位が動くとは・・・。 舞台上で動きはじめた人形は、動きがまるで本当に生きている人のように繊細で、人が動かしているのだ、ということを思わず忘れそうになります。 悲しみ、怒り、苦しみ。喜び、嬉しさ、驚き。 感情が人形の動きで伝わってくることに、感動しました。 それから、以前、 「人形浄瑠璃の舞台では、人形のセリフから、背景の説明まで、一人の大夫が語っているのだ」 ということは聞いた事があったのですが、実際に見て、聞いてみて・・・絶句しました。 一人で語っているようには、聞えないんです 目を閉じて、声だけを聞いていたら、何人もの人が声を出しているようでした。 今日、何よりも一番驚いたのは、この「声」であったのではないかと思います。 初めて見た文楽は、驚きの連続でした。 本物の人のような人形の動き、一人の人の語る声とは思えない、それぞれの人形の「声」、三味線。 また一つ、新しい世界に触れることが出来たように思います
2007,12,06, Thu 21:03
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