皆さんGW、満喫してますか~?!
記事にもGWネタが多く見受けられるこの頃。私は28日に東京を発ってから、山口、広島、大阪、長野へと、日本各地を転々としていました。 今回一番行きたかったのは山口!中原中也が好きな私、山口は中原中也誕生の地で、記念館があるのです。今年は中原中也の生誕100年、なかでも4月29日は中也の誕生日だったため、その前後には特にたくさんのイベントが企画されていました。28日は、生誕前夜祭ということで、中原中也賞贈呈式、大江健三郎さんによる講演会『詩人とともに生きる』と、大江光さんプロデュースのコンサートへ行ってきました~!!中原中也の翻訳詩集において、関わりのあったフランス文学者渡辺一夫氏は、大江さんの恩師でもあったそうで、『ヒロシマノート』や『個人的な体験』といった作品が生み出されるのに際し、中也から氏への署名が入った詩集をもらったそうです。そのような、渡辺氏を通じた中也と大江さんご自身の繋がりや、中也の詩に関する独自の見解を踏まえた講演は、非常に意義があり、興味深く聞かせていただきました。翌日は記念館へ行き、中也の世界に浸りきってきました。中也はフランスの詩を読みたいがために仏語を一から勉強したのですが、その熱意には胸を打たれました。私も仏語を勉強してランボーを読みたい!!…私多分、来週から仏語の授業に出没します(笑)ええ、私は本気です!本気ですともっ!!単位にはならないけど。 30日には広島の原爆記念館にいきました。そこで知ったことは、私の何かを変えました。が、今はそれを言葉にするには早い気がします。ミュージアムショップで買った、大江さんの『ヒロシマノート』の中には、度々「広島的」という言葉が出てきます。その言葉を借りると、私は今回広島に行って初めて、自分にとって「ほんとうの」原爆や戦争を知り、まさしく心の中に「広島的」な何かが芽生え始めたような気がしました。 安全で、自由で、幸せな人生を、私は当たり前だと思って生きてきました。しかし、この前提は、非常に崩れやすい均衡の上に成り立っているのだということを知りました。 他にも山口の瑠璃光寺五重塔、宮島の厳島神社、大阪の石清水八幡宮、ギメ東洋美術館浮世絵名品展などを見てきました。 写真は、連休中に私が行ったところのものです。なかなか充実してるでしょ!
2007,05,04, Fri 23:37
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