前回の記事でもお伝えしましたが、
めったに乗らない東海道線小田原方面に揺られつつ、神奈川って広いなぁと実感。海あり山あり温泉あり。なかなか素敵なところです(^^) 観光シーズンからはちょっと外れた1月末。休日だったのですが、地元の人しかいないんじゃ…という状況。 滅多にない展覧会だし、混んでるんじゃ・・?と心していた3人はちょっと拍子抜け(笑) 可愛い柴犬をお散歩中の少年とふれあいつつ佐野美術館(ただいま改装中のため写真を載せられないのが残念)に到着すると、やっぱり混んでます(笑) たまたまボランティアガイド氏による解説トーク時間と重なってしまったらしく、なかなか先に進めません! ですが、お客さんは年配の方が多かったので落ちついていました。 ちょっと驚いたのが、地元の中高生の多さ。特に課外授業でもなさそうなのですが、色々見て回っています。 自慢じゃないですが私なんて展覧会巡りをするようになったのは日文に入ってからですよ(汗) 地域密着でこんなに素敵な美術館があるのってやっぱり違うなぁと思ったのでした。 今回の展覧会、タイトルの通り12世紀に作られた国宝「源氏物語絵巻」が平成の最新技術を駆使して復元された!というのが見どころ。 昭和にも一度復元されていたようで、歩いていくと巻ごとに「平成版→昭和版→国宝デジタル複製画」の順番で観ることができます。 当然一番目に付くのが平成版なのですが、なんだかちょっと違和感が。 なんなんだろう。絵巻っぽくない・・・ ずっと思っていた違和感の謎、いくつか観ていくうちに解けました。 私は今まで当時の模写やコピーしか観たことがなかったんですね。いくら補修してあるとはいえ、当然剥落やら色褪せが激しいわけで。 無意識のうちに、「絵巻=古いもの」という認識ができあがってしまっていたのでした。 当時の最高技術を駆使して描かれた絵巻。よくよく考えてみると、当時は料紙、軸から絵に至るまできらびやかに描かれていたはず。 だから「よみがえる」なんですよね。後期の授業やいつもの展覧会とはまた違った「絵巻」に出会えました。 でも私は、「古い」絵巻の方が好きだなぁ(笑)時代を越えてきた、空気が。 展覧会、復元作品と一緒に製作過程や料紙・色料(絵の具)の展示もあったりして楽しめました♪
2007,01,25, Thu 14:52
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