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私は三連休に地元宮崎へ帰っていました。「ゴールデンウイークでもないただの三連休なのに何事?!」と友達にも心配されるのですが、もはや私がこの時期に帰ることは毎年恒例の行事です。何をしに帰るのかというと、「薪能」を見に行きます。

私が薪能を初めて見に行ったのは、小学生の時。親戚が実行委員をやっている関係で招待されました。小学生の私にとって初めての「能」は何言っているかも分からない謎だらけで、どちらかと言えば退屈なものでした。ただ、あのお囃子の音だけは耳に残っていました。その後も2,3回見に行きましたが、もっぱら私の楽しみは「狂言」の方でした。

そして大学に入り、「どうせ見るなら少しでも分かるようになりたい。」と思って能の授業を受けました。そこで「能」でのルールや、楽しみ方などを知りました。例えば手を顔の前に持ってきた時は泣いている動作だとか、舞台に入ってくる時は悲しい顔、恨みが晴れて舞台から出て行くときは微笑んだような優しい顔と、能面は左右で微妙に顔が違うことなど。これらの知識をふまえて鑑賞すると、それまでとは全然違って能も楽しむことができました。

高校生の頃までは、ただ与えられた勉強だけをやっていた私にとって能は、「もっと知りたい。もっと深く勉強したい。」と思った初めてのことなのです。私の勉強の原点だと思っています。それが自分の故郷にあることがどれだけ素晴らしいことか、今年はつくづくそれを感じました。

高校生にとっての勉強は、「偏差値を上げること。大学に合格すること。」かもしれません。しかし大学は違います。「もっと知りたい。」と思ったことを追求するのが、大学の勉強だと私は思います。その「もっと知りたい。」が自分の進路を決める重要なポイントなんだと、今気がつきました。

・・・遅っ!!!!ヽ(′Д`lll)ノ

と、ともかく、日本文学科に進んでいて良かったー。(゜д゜;)ドキドキ

2006,10,10, Tue 23:59
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