![]() 明日はバレンタインデーですね♪ ここを読んで下さっている皆様はもうチョコの準備は万全でしょうか? 我が家では女性陣が総勢でクッキーやチョコを焼いて 味見をしまくっているところです笑 家中がクッキーの香り…★ 幸せ気分になりますね。 と、甘い空気になってきたところで最近読んだ本について。 文学少女な皆様の事ですし、「そんなんとっくに読んだわい」と言われてしまいそうですが笑 『風味絶佳』 山田詠美 装丁がキャラメル仕様でラブリーなハードカバー。 最近こういう凝った本が増えて嬉しいですね。 短編集なので沢山の味が楽しめる所も実に魅力的です。 あとがきが、グリコで言うオマケみたいに素敵。 中でもタイトルになっている「風味絶佳」は注目。 自らを「不二子と呼びな」というナイスなおばあちゃんが登場します。 あ、ちなみに私、読者の皆様くらいの歳までは 「大人になったら峰不二子みたいなスタイルになれる筈だ。」 と結構マジで信じていました。 ところが実際…… …。 まあそれはいいとして、私はハタチになった時悟ったのですよ。 「嗚呼、大人になるっていうのは、 峰不二子になるのは無理なんだ… って思うようになることなんだ…」 当時私は、大人になる事とは可能性を少しずつ失っていくことだと、 なんだか解った気になっていたのでした。 最近就活に終われたりしているせいか、 つい周囲から大人になることを迫られている気がしてしまう時があります。 「大人ってなんだよ。」とかいい歳して考えます。 しかしこの本を読んで、 「いいじゃん、一生不二子でいいじゃーん!なれるなれるぅ♪」 って気になれました笑 無理に大人になんなくたっていいんだよな。 多分、自然になるか、なんなかったら一生ならないんだろうし。 無理してなれるもんでもなさそうだしな。 私は子供の次はおばあちゃんでいいや。 んで、ナウい年下の男の子を助手席に乗せてブイブイ言わせる! そういうモノに私はなりたい。
2006,02,13, Mon 23:05
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