何だかブログ部メンバーも体調を崩してる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 幸い私はまだ風邪もひかずに過ごせています。まあ精神的には定期的に病んでる気がしますが…。 さて今回は久々にちょっと日文ぽい漫画を紹介してみようと思います。 『花よりも花のごとく』(成田美名子、白泉社) どんな漫画かといいますと、若き能楽師である主人公・榊原憲人くんの日常を中心に描いた…いわば「お能漫画」です! 作者の成田さんは根強いファンの多い漫画家ですし(私は成田さんの漫画を全部読んではいませんが実家にあった『エイリアン通り(ストリート)』って作品がすごく好きでした!)、この作品は『NATURAL』という漫画の番外編でもあるのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。 実は、私がこの作品を知ったきっかけは古典文学講義という授業によってでした。世阿弥の著書『風姿花伝』を読んでいく授業だったのですが、その最初の授業で「手っ取り早く能楽の世界を知ることの出来る漫画」として紹介されたのがこれでした。 先生いわく、この作品は細部まできっちり調べて描かれてるそうです。 例えば能の面(メンじゃなくオモテと読む)を人がつけてる状態の顔を描くとき、顔の輪郭が面で全て隠れてしまうような描写は間違い。実際の面はちょっと顔より小さいから人の顔はちょっとはみ出る、とか。 そういう部分の描き方がかなり正確らしいです。 私が読んでいて面白いなと思う所は主に二つ。 一つは能楽師という、自分が普段関わることの少ない特殊な世界について知ることが出来る所。 そしてもう一つは、主人公が演じる役について自分なりにああでもないこうでもないと色々考えていく所です。役作りをのぞき見てるような気分。 勿論、漫画自体のストーリー展開も気になるわけですが…最近発売した新刊では憲人がTVドラマ出演することになったらしいですよ!なんだろう、のびた役とかじゃないよな多分。 ちなみに、どうして話の内容に関してまで「らしい」が付くかというと、まだ新刊は全部読んでないからです。 実は私、今週卒論ゼミの発表なのですが準備がまだ全然足りてないので新刊読むのを自粛してるのです。 まあ買っちゃった時点で若干誘惑に負けてるわけですが…(-_-;) 発表を無事乗り越えてからゆっくり読みます!! 皆さんも是非読んでみて下さい☆(^_^) ではでは、私はまた発表準備に戻りますー。
2008,11,09, Sun 10:29
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