昨日は、一年生のときに学園祭に呼んだアーティストのライブへ行ってきました。去年はメジャーデビューしたてのバンドでしたが、今は音楽番組のオープニングに起用されたり、今回のライブも、ライブ中継されたりと、頑張っています。主催者側としての色眼鏡というのもあるのかもしれませんが、私はすごくいいバンドだなと思っています。私は基本的にロックは聴かないのですが、それでもライブにいくといつも、すっごくたのしかったあ!!!と思って帰ります。
去年は、チケットを配るときも、みんななかなかもらってくれず、本当に苦労しました。そんな経験を通して考えたことは、人は何に価値を見出すのか、ということです。テレビに出ているものに価値があるのか、売れているものに価値があるのか、芸術性が一般的に認められているものに価値があるのか。これは、すごく難しい問題で、何を尺度にするか、ということもありますが、私自身は単純に、自分のいいと思ったものにこそ、価値があるのだと思います。誰かがいいといっているから、またその逆もありますが、他人の基準ではなく、自分でかじってみて、いいと思うかどうか。そこに初めて価値が生まれるのだと思っています。 しかし、いろいろなメディアに囲まれて生きている私達は、ちゃんと自分の目で、物事を判断できているのか、疑問に思うこともあります。自分で考えずに、与えられたものをそのまま受け止めている気がするのです。 大学の学問は、疑うところから始まります。これは正しいとされているけれども、本当はどうなのだろうか。それがスタートラインです。4年間を通じて、真偽を見極める力を身につけ、しっかり自分自身でものごとを判断できる人になりたいものです。 ライブで最後に演奏された曲は、静かで、畳み掛けるような、すてきな曲でした。私達と6、7歳しか違わない、同年代の人の、あがきながらも答えを見つけようと前を向き続けている歌詩に、素直に共感しました。ロックはそんなに好きじゃないと思っていたのに、不思議。心を動かされていました。 何に価値があるのか。それは食べてみないとわからないな、と実感した日でした。 受験生の皆さんは、志望校を選ぶときに、何を基準にしていますか?偏差値?知名度?そういう価値観もあります。でも、自分の人生に照らして、何が一番必要なんでしょうか? 自分の価値を磨く4年間を、どこで、どう過ごしたいのか。それによって、志望校を決めていけば、充実した大学生活が送れるのではないかと思います ![]()
2007,04,16, Mon 20:49
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