このブログ、実ははじめて一年ほど経つのです。
書いている方としては「え、いつの間にそんな時間が?!」といったところ。 月日が経つのは早いものです。 このブログが生まれた頃は、まだブログという媒体が漸く耳慣れたくらいの頃で、はやり初めて間もない時期でした。 はじめた頃のメンバーの中にはweb上で日記のようなものを書くのがはじめてな子もいて、皆でどのようにこの学科の良さ、大学生の生活をどんな風にして高校生の皆様に伝えていくか、と試行錯誤しながら進めて参りました。 日文のホームページも無事リニューアルし、そのメインコンテンツとして新たに活動の幅を広げたブログ部ですが、ここにきて最近、私達は初心の「読者の方々に情報を届ける」媒体としてのブログ活動を忘れつつあったのではないかと実感させられる出来事がございました。 このブログ、ブログという媒体を用いていながら、コメントをつけることもトラックバックをすることも出来ません。 「こんなのブログじゃない!」 と思う方がいらっしゃっても無理はないと思います。 高校生の皆様とより深い情報提供や絆を生むためにもコメントなどはつけた方が絶対に良いのですが、それを出来ない理由がひとつありました。 その理由は、「女子大生による女子大学のブログ」というイメージから心ない書き込みや、荒しがあることを恐れていたからです。そのためあえてコメントなどは外させていただいていたのですが、このままコミュニケーションをはかれない媒体はどうなのかと考え、メールフォームなどを設置する打開策をとっておりました。 今回ブログ部が非常に反省させられるきっかけとなったのは一通の投書がこのメールフォームによって送られた事でした。 その内容は決して荒しなどではなく、ご署名もメールアドレスも明記された、貴重なご指摘でした。 本ブログの一部の記事で、デリケートな話題に対して断定的で個人的な見解が示され、公開されていた事を遺憾に思うご指摘とともに、「日本女子大学文学部日本文学科のブログ」という公的な場でこのような記事が書かれた事に対する私たちの無自覚な態度を疑問に思うという内容でした。 ここで私が実感したのは、意識しようとするつもりでいても、やはりまだ私たち部員はブログという「目には見えない読者」の方々の視点に配慮が行き届いていないという反省の思いでした。 特に私達が対象としているのはこの先に受験を控えている高校生という最も多感でデリケートな存在であるのに、その支援になるべきこのブログの中で、皆様の気持ちを理解しきれない記事が展開されたことを深くお詫び申し上げます。 私たちの自覚が足りなかったために皆様に不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。 そしてその他にもこのブログは受験生の保護者の方をはじめ、全ての日本女子大学文学部日本文学科に興味や親しみをもって下さる方々など、毎日沢山の読者の方々に御覧いただいております。 そんな皆様による本学科、そして日本女子大学に対する期待や思いを裏切るような過ちをこの先決して繰り返してはならないと強く認識しました。 読者の皆様を傷つけてしまったり、不快な気持ちにさせてしまった事実は変えられず、ただお詫び申し上げるばかりでございますが、このブログが皆様と日本女子大学文学部日本文学科との「架け橋」になるべき存在であることを、今回の投書のご意見により再認識することができました。 これからは私達からの一方的な思いや情報を無闇に垂れ流すのではなく、読者の方々の視点や思いをより記事に反映させられるよう、努力して参ります。 このブログを、私達が本学で築いた「まなび」を読者の皆様との「むすび」に変えられる場所にしていく為にも、私達の認識をより強める必要があると思います。 その為にも、もし皆様が私達の記事を読むことによって疑問を持たれたことや、また「こんなことが知りたい!」ということでもなんでも結構ですので、ブログの脇にございます「伝書鳩」にていつでもお送り下さいませ。 謝罪をしたりブログを辞めたりするだけで、犯した罪が許されるとは決して思いません。 現状を改善し、受験生の方々の疑問や不安を解消し、さらに日本女子大学文学部日本文学科の魅力をお伝えできるよう部員一同努力して参りたいと思いますので、どうかこれからも本学の日文ブログ「当世女子大生気質」をよろしくお願い致します。 日本女子大学文学部日本文学科 ブログ部部長
2006,11,14, Tue 22:17
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