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ネットがなくちゃ始まらないような時代でも、日文ってまだまだアナログなんでしょ?とお思いのそこの貴女。それは大きな間違いです。
…ってここを見てくれてる人ならそんなことは思わないか。
ともあれ本学には「ドットキャンパス」なるシステムがありまして、先生方が開いた授業ごとのページにみんなで登録、授業の感想を書いたり(時にはこれが出席票代わりにも)質問したり、ネット越しに課題が出ちゃったり…なんてことがあるんです。(ネットは苦手;しかも家じゃパソコン使えないし…という人もご心配なく。大学には自由に使えるコンピュータ室があります。助手さんたちが質問にも答えてくれますよ)

昨日、このシステムを大活用している中世担当・石井先生の課題で「伴大納言絵巻」を見に行ってまいりました。
ところでみなさん絵巻というとどんなイメージがありますかね?
便覧に載ってるおたふく顔(笑。「引目鉤鼻」と言います)の平安美人?桜や紅葉が描いてある雅な風景画?派手な浮世絵や現代画などと比べると、上品で静かな印象があるんじゃないでしょうか。

そ ん な こ と 全 く あ り ま せ ん

この「伴大納言絵巻」、相当元気です。
とある男が政治のライバルを蹴落とすために彼を放火犯に仕立てて密告…という筋書きもドロドロなら、登場する貴族や庶民たちの姿・表情も現実そのもの。平安時代の人間だってにやにやしながら噂を吹き込んだり、爆笑したり、泣き崩れたりしてたんだよなぁ…と思ってしまいます。にんげんだもの。

絵巻そのものの面白さもさることながら、この展覧会、見せ方が上手い。「お勉強」の匂いが全くしません・笑
詳しくはネタバレになっちゃうので言えませんが、ビッグな仕掛けや「ダヴィンチ・コード」顔負けの謎も用意されていますよ。

充実していて嬉しい反面、会場広すぎ&ひどい人混みで見終わったときにはふらふら…
逆に、もうちょっとしっかり見たかった!という展覧会が多いのですが、「伴大納言」はちょうどいいボリューム。
都内で開催されている展覧会、大学生の特権で空いている平日に出かけることが多いですが、昨日はなかなかの混み具合でした。

実はこの絵巻、国宝なんです。こんないいチャンス、日文の課題だけじゃもったいない!というわけでみなさんもぜひ出かけてみてくださいね♪700円(大学・高校生)で楽しめること請け合い。
…と思ったら思わず図録(展示されていた作品と+αの解説を載せた限定本)買っちゃいましたよ。おっとっと。
11月5日まで出光美術館でやってます。

芸術の秋ですしね☆

2006,10,12, Thu 06:06
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