![]() ではありません(笑)今宵は上代のお話を。 日本文学科では各時代を上代・中古・中世・近世・近代という名前で呼ぶという話をちょこちょこしておりますが、このブログを読んでくださってる高校生のみなさんにとって、いちばん遠い分野なんじゃないかなぁと思います。上代。 中古…あさきゆめみし。 中世…義経(笑) 近世…時代劇。 近代…文豪。 上代…? ね。 作品でいうと『萬葉集』(万葉集、ではなく)が生まれた上代。 大胆で、とっても繊細な時代です。 例えば「新しい」。みなさんならなんて読みますか? …あたらしい ですよね。でも、これを上代風に読むとこうなります。 あらたしい そういえば、「新たな」って言いますよね。あらた。「あらためる(改める)」も、元々は「新める」だったりします。 生まれて、一生懸命に育っていこうとする「ことば」。一文字から広がる宇宙。上代って、「ことば」の力をダイレクトに感じられる気がします。 言葉の力を信じている人。信じたい人。信じられなくなってしまった人… ぜひ一度、上代で言霊にふれてみてください。見た目はクール、中身はキュートな平舘先生が熱く、厚く語ってくださいます。 古来、ことばはウタに通じる。 今だに思い出す一言です。 4年になっても参加させてもらっている(笑)合唱団のコンサートも、もうすぐ。言葉の力を歌に乗せて。思う存分伝えてきます♪
2006,06,26, Mon 21:47
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