いま、パソコンの画面を前にして、
私は何を書こうかとあれこれ考えている。 いつも以上に悩んでいる。 今日の記事を最後に、私はブログ部を引退する。 先週無事に卒業式を終え、 サークルも引退し、 ついに完全に本女から巣立っていくときが来たようだ。 なんていうか、寂しいなとか悲しいなとか、 そういう感情はまだあんまり湧いてこない。 春でふわふわしてるせいか、 卒業したっていう実感がないんだよね。 シラバス読んで、今年何取ろうかなーって考えてしまいそう。 ブログも、次何書こうかなーって考えてしまいそう。 こうやって、毎回ブログの記事を考え・書く作業は、 もはや私の大学生活の一部だった。 大学1年の終わりからだから実に3年間、 ほんと、長いようで短かった。 ずっと書き続けられるとは思っていなかったよ。 初代部長のあい先輩から、まいこ先輩、むとう、 歴代の部長にさんざん迷惑をかけながら、 なんのかんのでずっとブログを書かせてもらえた。 振り返れば、やっぱりかるた馬鹿丸出しだったし、 読者を一番に意識したというよりは、 自分が書きたいことをとにかくがんがん書いてきたような気がするなぁ。 「当世女子大生気質」 このご時世に競技かるたに心酔した女子大生なんて、 はなはだしく特異な例だと自分でも思うけど、 自分自身のリアルな大学生活と本音を、 私はこのブログにずっと書いてきた。 それだけは確かだ。 当たり前だけど、100人いれば100通りの大学生活があって、 ちょっとした失敗談や成功例はそれぞれにあれど、 全体としてどれが正解とかなんてない。 私が大学生になって一番高校生との違いを感じたのは、 「目の前の選択肢がものすごく多い」ということ。 授業だって自分で時間割を決められるし、 サークルだって高校とは比べ物にならないほどたくさんある。 同じ学科だって全員顔と名前が一致しないほどたくさんいて、 いろんな子と友達になりたいけど、全員は多分知り合えない。 他学科・他学部・他大学の友達もできてくると、 あまりに母体が大きすぎて、 短い大学生活の中で自分が知り合える友達、 仲良くなれる友達って運命だなーって思える。 バイトも星の数ほどあるし、 資格も取りたいし、 でもでもやっぱり恋愛したいし、 あーでも今週までにレジュメ作らなきゃ、 あーでもまた昼まで寝ちゃったよ、とか、 ありあまるように見える「自由な時間」は、 大学生活を終えてみると、ほんとあっという間だった。 「魅力的なこと」は目の前にたくさんあるけど、 全ての選択肢を選ぶことは絶対に出来ない。 だって生身の人間だしね、時間は限りがあるから。 それでも私が4年間過ごしてきて思ったのは、 「やりたいことをかたっぱしから気が済むまでやればいい」 ってこと。 高校生活までと、大学を卒業してからは、 「やりたいこと」が頭の中にたくさんあっても、 「やらなきゃいけないこと」のほうがはるかに多くて、 なかなか実現できない気がするから。 大学生はなんだかんだで自由な時間が一番多くあるように思う。 こんなとこで公言するのも微妙だけど、 私はそんなに真面目な学生だったわけじゃない。(つか、ばれてるよねもう…) だから、手に入れた自由な時間を計画的になんて使えなくて、 無駄も回り道もたくさんあった。 まぁ結局はほとんどをかるたに費やしたんだけど、 かるた以外にもいろいろ、 昼まで寝てて惰眠をむさぼったし、 バイトにも打ち込んだし、 内職してた授業もあるし、 すごく頑張った演習もあるし、 大恋愛もしたし、大失恋もした。 でも今思えば、後悔したたくさんのことも含めて、 どれも全部無駄じゃなかった気がする。 疎遠になった友達も多いけど、 思い出を語れば語りつくせないくらい深い友達も出来た。 頼れる先輩がいて、 1年生の頃は4年生ってなんて大人なんだろうって思った。 でも4年になって自分がそうなれたかというと微妙で、 むしろサークルの後輩なんか私より頼れるんじゃ…って思ったり。 それに、大学を決めるときは、 そこの大学にどんな教授がいるとか、 そんなこと私は考えてもみなかったんだけど、 カリスマオーラを放つ教授に偶然1年目にして出会い、 こうしてブログを書かせてもらえたし、 結局卒論まで中世ゼミでお世話になった。 縁ってほんとに不思議なもので、 思ってもみなかったところにあったり、 ちょっとしたきっかけで生まれたりする。 思えば、本女に入学したのだって1つの縁。 大学は山ほどあれど、結局私は本女に決めたわけだしね。 そして、いま、卒業を迎えて、 (あー、なんかありきたりのくさい台詞みたいだけど) 本女に入って良かったな、 本女の日文で良かったな、 って心から思う。 ほんと、この縁に感謝しなくては。 がしかし、時間は平等に流れるわけで。 名残惜しむ間もなく、新しい生活がどんどん始まっていく。 4月から、私は中学と高校の国語の先生になる。 教壇に立って、生徒たちを目の前にして、 自分が教えてもらったことを今度は生徒たちに還元しながら、 国語と子どもたちを結ぶ役目を担う。 教科以外にもたくさん問題はあるだろうし、 (つか、まだ目の前が霧状態で全然分からない感じ) とにかく大変な仕事だと思うけど、 精一杯向き合っていきたいと思う。 そしていつか、かるたもできたらいいな☆ 長くなってしまいました。 最後に一言。 このブログに記事を書かせてもらえて、 そして読者の方々に読んでいただけて、 すごく嬉しかったです。 3年間、本当にありがとうございました。
2009,03,30, Mon 21:00
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