最近就職活動の記事が多いですね。
でも、実際どういう状況なのか、というのは、読者の方には想像しづらいことだと思います。そこで、今日は就職活動の実態を解明してみようと思います 就職活動ってどういう流れなの? 就職活動の開始時期が早いのはマスコミ系、つまりテレビ局やアナウンサーです。去年の夏から始まっていると思います。続いて秋から冬にかけて、外資系の企業や出版社が早いです。 ほとんどの企業はさらにその後を追って本格始動となります。1月から2月に会社説明会とエントリーシートの提出が始まり、2月から3月に適性検査や試験、4月に面接、内定というのが、おおざっぱな流れだと思います。 学生たちの状況は? 今就職活動を行っている学生の間には、焦燥感・危機感が漂っています。 半年前とは打って変わっての大不況。楽観視できない状況です。 一方で、団塊の世代の大量退職は続いており、チャンスがないわけではありません。この状況をどうとるのか。風評に流されず、自分で分析して、行動を見極める必要がありそうです。 ところで、報道では「焦燥感漂う大学3年生像」が強調されがちですが、そういった姿ばかりではありません。学生達は苦境に立ちながらも、一生懸命活動しています。友達同士で集まって情報交換をしたり、時には気晴らしに遊びにいったり。景気がどういう状況にあっても、私たちは私たちの、一生に一度しかない、就職活動の時期を過ごしています。 今のような状況におかれてしまったのはアンラッキーだし、現実として受け入れるほかないことです。でも、私たち一人ひとりには、ほかの誰にもない個性や能力が備わっており、それを社会に役立てたい、という強い気持ちがあります。そういう部分にちゃんと光が当てられていないことには、しばしば疑問を感じます。 就職と学科選びの関係を考えてみよう ~受験生の方へ~ 就職のことを考えると、学部・学科選びに悩むと思います。私もそうでした。 「就職に有利そう」で連想するのは、法律、経済ほか、実学の分野ではないでしょうか。 ただ、忘れてはいけません。就職するために大学にいくのではないということを。大学で学んだことよりも、企業に入ってから学ぶことのほうが多いといいます。企業で即戦力となるような知識は、結局大学では得られないと言っていいと思います。 それよりも、もっと大切なことがあるのではないでしょうか。 私は大学生活の中で、いろんなことをやってみました。それがきっかけで素晴らしい友人に出会えたり、思わぬところで誰かに評価されたりして、本当にありがたいことだと感じています。好きなことを一生懸命勉強して、勉強以外のこともがんばる、というのが、大学生の“つとめ”であり、就職活動でアピールすべきことなんじゃないかと思います。就職活動の正攻法は、まさにここにあるのではないでしょうか。 最後に・・・ 長くなりましたが、「日文の就職」というのは、受験生・保護者の方にとって大変気になることだと思います。日本文学科は書いたり話したり・・・といったコミュニケーション能力がつけられる学科であり、これはいかなる業種にも有用な力だと思います。詳しい就職先の情報は、日文HP「卒業後の進路」を参照してください。 就活については私もよくわからない部分がありますが、学生の生の声、ということで、少しでも参考にしていただけるとうれしいです。
2009,01,23, Fri 22:46
【 就職活動 】 comments (x) trackback (x) |