―日曜日。久しぶりに遅く起きた女、めぐみ。
今日は、調べ物があるから図書館に行かなければ、と計画をしていた。 けれども、遅く起きたからか。頭がぼんやり、なかなか行動に移さず。 そんなこんなしていて時間が経ち― 家を出た。 家を出て、すぐに雨が降り始めた。 「あ゛ーあ、雨だ」と思うが、傘を持っていないので濡れに濡れ― 図書館に到着。 お目当ての本を探すが、なんと、なく! 「あ゛ー」と思うが、仕方がない。 他の図書館に行こうとしたが…「今の時間じゃあね…。」と行ってももう閉館しているのだろうな、と諦める。 (昨年、司書の授業の関係で様々な区の図書館に行ったので、財布の中には複数の図書館のカードがあるのだ。) ※因みに、司書の授業によっては、公共図書館に行くように促す授業があります。 その授業によって、それぞれの公共図書館の”カラー”を知ることができました。千差万別ですね。 ―「仕方がない。」 気分が滅入った時、必ずあるコーナーへ行く。 ”雑誌コーナー”だ。 様々な雑誌がある。手を伸ばせば、私を知らない世界に連れて行ってくれる。 そこで出会った雑誌もある。 『S・Fマガジン』だ。 この雑誌にはSF系の小説が掲載されている。 不思議な世界に連れて行ってくれる― ぱらぱら― やっぱり、本っていいな。 IT化が進んで、出版業界が危ういと言っているけれども…それでもやっぱり本は人の心を豊かにしてくれると思う。 「脱印刷」と言うけれども。 本だけはなくならないでほしい。 (本がなくなったら、本当の意味での「図書館」じゃなくなるよ!) ※「図」には「書籍。本」という意味があります。勿論、「書」にも「書籍。本」という意味がありますね。 (『新漢語林』) ポタポタ― と雨が降っている中、 パラパラ― と本をめくる。 疲れていて、乾いているスポンジのような心に染みわたる。満たされる。 図書館を出れば― ほら、雨がやんでいる。
2008,11,16, Sun 19:33
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