高校のときの化学の先生に、「学生時代に卵を腐らせっちゃってリアル腐卵臭を嗅いだ」という話を聞いたことがありました。
なるほど、実際に卵を腐らせた人はなかなかいない。真の「腐卵臭」を体験してしまうところが、いかにも一人暮らしだなぁと私は思います。 私自身も、一人暮らしスタートから約半年が過ぎました。 寮ではこまめにご飯を作っていた私ですが、一人暮らしになってからは、忙しいと買い物に行く時間ももったいなくて、 ①とにかく課題をする ②寝る ③必死で大学に行く の繰り返し。というごく当たり前のことをするのが、案外大変です。 私は、化学の先生のようなリアル・腐卵臭経験はないですが、食材を使い切るのが下手で、特にお肉はくさらせてしまいます。 冷蔵庫からパックを出して、「またやった・・・」とガッカリ。。そして必ず、芥川龍之介の「ある阿呆の一生」(だったっけな?)の「腐敗した杏の匂」という表現を思い出します。「腐卵臭」よりずっと、豊かな表現だなと思います。 掃除も結構大変。 私はカビが大嫌い。そもそも花粉症だし、ハウスダストだし。同様にカビも苦手で、お鼻がくしゅくしゅするのです。 でも、夏になれば「お風呂場にカビ」は自然の摂理。だからちょっとでもカビがあれば、眉間にシワを寄せながら、一生懸命掃除します。 とにかく、一人暮らしでは代わりにどうこうしてくれる人がいないので、自分の怠りは自分に返ってきます。 自由がいいから、って一人暮らしに憧れる人もいるみたいですが、自由を謳歌するにはそれなりのことをせねばならない。つまり自由と自律はセットです。 もちろん、孤独が楽しいときもあるけどね。 ・・・まあ、私の一人暮らしはこんな感じです。 結構余裕無い感じです。もっとしっかりしたいなあ。。 * * * さて、来週の今日、私は台湾にいます。 地獄の二週間、台湾実習の始まり!! 中級では「広がる」と「広まる」の違いや、「にとって」、「に対して」、「として」の違いなど、細かいことを教え、文を読ませます。これまでやってきた初級文法とは全く違うのでいささか心配ですが、面白そうでもあります。 がんばってきまーす!
2008,08,10, Sun 13:00
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