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つい先日の土曜、原因不明の右半身筋肉痛に悩まされながらも、3年最後のお舞台が終わりました。
舞台を見てくださっていたOGの方に、「シテ謡が大きかった」と言われました。それしか言われませんでした。本望です。
これであと残すは4年の秋のお舞台のみ。いやはや早いもんです。


このサークルで仕舞を始めた最初のうちは、ただ教えられた動きを追うことで精いっぱいでした。
舞の流れが書いてある謡本を見ても、右ウケだとか雲扇だとか合膝だとか、常座ってどこ? 大小前って大なの小なのどっち? などなど専門用語ばかりで、まったくの初心者の私にとってはほとんど古文書(まあ今もと言えば今もですが)のような代物。
月二回の先生のお稽古と先輩のご指導がなければ右も左もわからない状態で、ただただ必死に与えられる仕舞の演目をこなしていたように思います。

二年になって何とか仕舞に慣れてきた頃、ようやく舞と謡の「関係」に着目できるようになりました。
舞いの一つ一つの動きと、謡にはきちんとつながりがある。ただ、舞が始まれば謡って、謡っている時に舞えばいい訳ではない。
舞と謡の「関係」に気がついてから、新しい仕舞が当たったらその内容、それとわかるようならシテの概要を調べてから練習するようになりました。
…いや、考えてみれば当然だと思いますし、実際先生も舞と謡の関連性については何度もおっしゃっていたんですが…(笑)
人間、自分で気づかないとそれを行動に移すのは難しいですね、ハイ。
とにかくそれから、自分の仕舞に対する姿勢、能楽という芸能に対する姿勢が変わったと思います。


能楽の、舞台にひとつの世界がぎゅっと凝縮されているところが好きです。
あの松が背景に描かれた舞台が、その様相を変えることなく、家の中になり、外になり、川になったかと思えば戦場になり、はては大海にまでなる。
面白いなあと思います。うーん卒論やっぱりこっちの方でもでもよかったかなー(笑)


残り一年、悔いが残らぬよう最後の舞台に向けてまた練習を続けていこうと思います。

2009,11,16, Mon 23:59
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