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この季節の雨は

冷たく

どこか切ない。

雨の音を聴くと君を想いだします。

まだかわいかった高2の秋。

体育祭が近づいていた10月。

その日は雨が降って

練習は中止。

リレーの練習したかったなぁ。。。

…あちゃー今日傘持ってきてないし。

お互い走るのが好きだったから選抜されて。

いつも君との練習を楽しみにしていました。

雨なら仕方ない。

すぐ帰るのももったいないから図書館行こう。

帰るころには止んでくれたら嬉しいな。

こんな日の図書館は人が少なくて、いつもよりうんと静かな空間。

そんな空間が心地よい。

窓越しにこの音を聴きながら、本を読むのが大好きで。

日が暮れるのが早いから

なるべく早く帰ろう。

でもまだ雨は止まない。

一人西門でポツリ。

だいぶ暗くなってしまった。

この暗さは怖い。

もうちょっと電球明るくしてよ…。

どうしようかな…。

すると

コツコツコツ。

「あっ」

お互い声が出た。

本当にこんなことあるんだね。

そこには君がいた。

「どうしたの?」

そんな君の声が優しすぎて。

そっかぁ体育委員の君は集まりがあったんだね。

お疲れ様です。

君は傘に入れてくれて、

駅まで一緒に歩いたね。

同じクラスだったけど実際にあまり話したことはなくて。

実際は…

やっぱりいい人で。

あのときの会話は忘れられません。

あの頃の淡い気持ちが懐かしくなるそんな季節になりました。

2009,10,06, Tue 12:00
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