今日、10月14日は1872年に新橋―横浜間の鉄道が開通した日で「鉄道の日」なんだそうな。(テレビでそう言ってた。)
20年以上生きてて初めて知った。せっかくだから少し前の話なのだけど、電車の中で感動した事を書こうかな。 ある日、電車に乗ったら、途中の駅で妊婦さんが乗り込んで来た。立っているのが辛そうで、自分が席に座っていたならば譲れるのだけど、あいにくその日は混雑していて私も立っていたから譲りようもなくてね。 「だれか、席を譲れば良い。」という空気が車両中に流れているにも関わらず、そっぽを向く人、寝ている人、自分には関係ないとばかりに携帯を見つめ続ける人、見ないふりをして読書を続ける人・・・なかなか「どうぞ」という一言が上がらなかった。 そんな中、すっと動いたのは、同じ車両に乗っていた中学生の集団の中の一人だった。彼はすたすたっと、一人席に座って寝ていた同じ制服を着た男の子に向かって一直線。熟睡していたその子の前まで行って「おい。起きろ!!」と、声を掛けた。無理やり起こされたその男の子は最初不機嫌そうにしていたのだけど、妊婦さんに気付くとパッと立ち上がって、頭を下げて言ったの。 「気付けなくてすみませんでした!!」 静かな車両に決して大きくないその声が響いてた。 恥ずかしそうに新聞紙の後ろに隠れた人、微笑んでるおばあちゃん。そして、 「ありがとう」 という妊婦さんの笑顔。 大人が誰一人動かない中、あっさり行動に移した中学生。 夏の終わりの夕暮れに、さわやかな感動をありがとう。と、感謝。 こういう中学生を見習わねばならないなあ。と、成人して「大人」に含まれちゃってる私は思う。 あの瞬間の中学生の少年達は誰より大人だった。 妊婦さんには「席を譲るべきだ」と義務のように思うのではなく、「席を譲るのが当然」というような、さりげない行動。 その姿が印象的で今も忘れられない。
2008,10,14, Tue 03:09
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