今月からブログ部に参加します日文新四年のあずさです
今日が初投稿なので、やや緊張気味ですが、これからどうぞよろしくお願いします そして、そして・・・・早速部長に迷惑おかけしました 何度やってもログインできなーいと深夜に泣きつき、早速記事に穴をあけるかと姉まで巻き込んで絶望に陥っていましたが、部長のお言葉によって数分で 解決しました・・・やっぱり情報処理の講義取ったほうがいいかも・・なんて考えさせられましたが、、部長!本当にすいませんでしたぁぁぁああー さて今日、四月三日といえば日本女子大学の入学式です 新入生のみなさんおめでとうございます 天気も快晴でぽかぽか暖かい一日だったので、きっと気持ちのいい入学式を迎えられたんじゃないでしょうか? 自分の入学式がついこの間のように思っていたら、いつの間にかもう四年になってしまっていて、つくづく時間ってのは過ぎるのが早いですね なんといっても高校の時よりも時間の過ぎるスピードが違うんです!「大学生活は矢のように過ぎるよ」なんて聞いていましたが、本当に早い 一日が十時間もないなんてザラにあります!・・・ええ・・・時間が消えたわけではなく、、ただ私が寝すぎているだけですが・・・ ともかく!新入生の方々は、貴重な四年間という時間を充実したものにして欲しいです 新入生の初々しいスーツ姿は、きっと可愛らしいだろうな~ さて、今日は大した珍事もなかったため、私が近頃はまっている本でもちょいと紹介しようと思います。 それは近松秋江の「別れた妻に送る手紙」です。 ・・・・・・・・・う~ん・・・・・・・・・・・なんてディープな作品名・・・・・・・・・・・・・・・・・(笑) 本を手に取ったときは、(あぁ、きっと別れた奥さんに恨み言を言うか、子供は元気か?とか、そんな事を男が綴った内容だろう)と思っていましたが、そこには、別れた妻への未練がつらつらと(笑) 内容を簡単に説明すると、 ぐーたら働かない物書きの主人公に呆れて離縁を告げた奥さんに、手紙を送る主人公雪岡。奥さんに未練のある主人公は、奥さんとの関わりがなくなるのが嫌で、奥さんの実家でまだ暮らしている。それも主人公が出て行くことを望んである、奥さんのお母さんに世話までさせて(笑)。さらに奥さんがいないのに寂しくなって、遊女のお宮ちゃんと仲良くなり、久しぶりにうきうきした気持ちを味わう主人公だが奥さんのことも気になって・・・ ・・・・・・・・客観的に書くと、なんだかひどい男ですね(笑)・・・・・・・ でも、この主人公の素直な性格と感情表現が、なんとも可愛いんです駄目な人だけど、悪い人ではない。子供っぽすぎて、大人になりきれないだけで、奥さんへの未練も宮ちゃんのする男の話への嫉妬も、悪意や汚いところがない まさに少年の心をもつ中年男(笑) 奥さんもなんだか旦那さんが憎めなくて、ちょこちょこ様子を見に来たり、その様子を下宿のお婆さんから聞いて主人公が喜んだり 自然を見つめる目が優しかったり、他人の悪意に驚いたり、所帯くささがないというか、おままごとをしているかのような主人公になんだかほんわりしてまいます。こんな夫だったら絶対嫌だけど、きっと結婚したらほっとけないだろうなぁ、なんて考えたりしてしまいます。 典型的《だめんず》なんですが、どうも主人公の、いや近松秋江のファンになってしまいました。 良くも悪くも近松と関係が深かった正宗白鳥の回想なんかでは、近松は金があったらぐーたらして働かないから貧乏でちょうどよかった、女と見るとすぐ見に行く奴だったみたいに言われていましたが、なんだか可愛らしく思ってしまうのは私だけでしょうか?明治の文学者は、きりきりしているイメージがあったので、近松の緩さにホッとします もし去年のうちに近松秋江に出会っていたら、私の卒論の題材は変わっていたのでしょうか う~ん・・・いやいや、浮気しないで夢野久作のところに帰ります
2008,04,03, Thu 20:33
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